将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が6月13日、順位戦B級1組3回戦で屋敷伸之九段(49)と現在対局中だ。最年少での名人獲得記録の更新に可能性を残す藤井王位・棋聖だが、今期の順位戦では1勝1敗。記録更新に必要な1期抜けには、これ以上負けられない状況だ。本局の出だしは、相掛かりになった。
【中継】順位戦 B級1組 第3回戦 藤井聡太王位・棋聖 対 屋敷伸之九段
数々の最年少記録を作ってきた藤井王位・棋聖にとって、最も難しいものと言われているのが最年少名人。現在の記録は谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月だが、これをクリアするには今期、B級1組から昇級を果たし、来期にA級初参戦で名人への挑戦権を獲得、さらに奪取する必要がある。1期でも残留、降級などがあれば更新の可能性が消える茨の道だ。
経験豊富な棋士や、勢いのある若手などが集うことから「鬼の棲家」とも称されるB級1組だが、藤井王位・棋聖も早速この厳しさを味わっている。1回戦は三浦弘行九段(47)に勝利したものの、劣勢のまま最終盤を迎えるなど苦戦した。また2回戦では稲葉陽八段(32)にはなかなかペースを握れずに競り負け。類稀なる終盤力を誇る藤井王位・棋聖にとっては珍しいとも言われる負け方になった。A級への昇級ラインは例年差があるものの、前年度の成績をもとにした順位が13人中11位の藤井王位・棋聖にとっては、負けても2敗までがぎりぎり。3敗はかなり苦しくなる。
持ち時間は各6時間で、先手は屋敷九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太王位・棋聖 豚しゃぶ(バンバンジー) 屋敷伸之九段 サバのガーリックバター焼き
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 5時間9分(消費51分) 屋敷伸之九段 5時間7分(消費53分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)







