将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が6月26日、叡王戦本戦トーナメントの決勝にあたる挑戦者決定戦で斎藤慎太郎八段(28)と現在対局中だ。本局の勝者は豊島将之叡王(竜王、31)への挑戦権を得られる重要な一局。角換わりで始まった一局は、互角のまま難解な中盤へ。両者、持ち時間も少なくなる中でも形勢は互角で、ここからいよいよ白熱の終盤へと向かう。
【中継】叡王戦 挑戦者決定戦 藤井聡太王位・棋聖 対 斎藤慎太郎八段
両者の今年度の成績は、藤井王位・棋聖が9勝2敗、勝率.818、斎藤八段が9勝4敗、勝率.692と好調。通算勝率も高い関西トップ棋士同士の対決で、これからも各棋戦でタイトルや優勝に関わる大一番で、何度も戦うことになりそうだ。
角換わりはプロの間でもかなり研究が進んだ戦型でもあり、序盤から2人ともに早いペースで指し手が進むと、正午からの昼食休憩までに53手目まで進行した。休憩明けもバランスの難しい中盤戦が続き、斎藤八段は51分の長考も。まだまだ勝敗の行き先ははっきりと見えない混戦だ。
現在防衛戦を行っている棋聖、月末から防衛戦が始まる王位と、二冠を保持する藤井王位・棋聖。過去、本戦では活躍できていなかった叡王戦だが、今期は快調に勝ち進み挑戦者決定戦までたどり着いた。挑戦者となり五番勝負に進出すれば、王位戦七番勝負で挑戦者となっている豊島叡王と、2つのタイトル戦で合計“十二番勝負”を戦うことになる。
両者の対戦成績は藤井王位・棋聖が3勝、斎藤八段が2勝で、全て先手番が勝っている。持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は斎藤八段。ABEMAではこの対局を終了まで生中継する。
【午後4時時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 26分(消費2時間34分) 斎藤慎太郎八段 16分(消費2時間44分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)