＜大相撲七月場所＞◇初日◇4日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
前頭十七枚目・一山本（二所ノ関）が、前頭十六枚目・石浦（宮城野）をはりま投げで下し、新入幕の初日で初白星を挙げた。
中大相撲部時代に学生選手権ベスト16に入ったものの、卒業後は地元北海道の福島町役場に就職した一山本。そこから相撲の道に戻り2017年で初土俵、2019年名古屋場所で十両昇進を果たすと、今場所が新入幕となり晴れの舞台となっていた。
立ち合いから小さな石浦の鋭い踏み込みに潜り込まれそうになったが、力強くまわしを引くと、豪快なはりま投げ。幕内でもめったに出ない激レア決まり手となり、インパクト抜群の幕内デビューとなった。
この「はりま投げ」は、相手が低く攻めてきたところを、頭越しに上手からまわしを取り、自分の後方に投げ捨てる技。大柄な力士が小兵に対して決めることが多く、この一番で敗れた石浦は、2017年九月場所で栃ノ心（春日野）に同じ決まり手で敗れている。
（ABEMA／大相撲チャンネルより）
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