<大相撲七月場所>◇初日◇4日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
前頭十三枚目・宇良(木瀬)が前頭十四枚目・大奄美(追手風)に突き落とした一番で、宇良と観客があわや激突というシーンが生まれた。
宇良は膝のけがなどで序二段まで陥落、21場所ぶりに返り入幕を果たした力士。素早い動きと柔軟な体、小兵からモデルチェンジし力強い相撲も身につけ、幕内の土俵に戻ってきた。大きな大奄美の圧力に押され土俵際まで追い込まれたが、俵をうまく使って残り逆転の突き落とし。うれしい幕内復帰初勝利を挙げた。
ヒヤリとしたのはこの後。新型コロナウイルス感染拡大もあり一時は無観客開催もあった大相撲で、東京・両国国技館で本場所が開催されるのは1年4カ月ぶり。久々に相撲が生で見られる名古屋のファンも、間隔を空けつつ熱戦を見守っていた。この土俵下の席に、ぎりぎりまで粘っていた宇良が転がり込み、危うく観客と激突するところだったが、咄嗟の判断で立ち上がったこともあり事なきを得た。
無観客開催の時は、勢い余った力士が客席を奥深くまで走っていくようなシーンが数多く見られたが、観客の間近まで力士がやってくるのもまた、観客を入れた本場所の醍醐味でもある。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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