【米大リーグ】エンゼルス-レッドソックス(7月7日・日本時間8日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
「2番・DH」で先発出場していたエンゼルスの大谷翔平投手が5回無死、32号ソロを放ち、メジャーでの日本人シーズン最多本塁打記録を更新した。2004年に松井秀喜(ヤンキース)が記録した31本と並んでいたが、3試合ぶりとなる一発でついに更新。シーズン86試合目での快挙で、年間では60.3本ペースと量産態勢を築いている。
各チームから内角攻め、チャンスとなれば敬遠など、日増しにマークがきつくなる大谷だが、一時は“7安打連続本塁打”とヒットが出ればホームランという、驚異的なペースで打ちまくった。今季はメジャーでも屈指の打球速度が話題にもなり、相手投手の速球にも負けないフルスイングで最長では470フィート(約143.3メートル)も飛ばした。ホームラン王争いでは、2位のゲレロJr.(ブルージェイズ=28本)に4本差をつけ独走状態。打点でも上位争いに加わっており、打撃二冠の可能性も出てきている。
シーズンの約半分となる86試合目での32本は、162試合に換算すれば60.3本。シーズン60本に到達すれば、2001年のボンズ(ジャイアンツ=73本)、ソーサ(カブス=64本)以来20年ぶり、メジャーでも史上6人目の記録となる。なお、日米通じての日本人選手のシーズン最多本塁打は、1964年の王貞治(巨人)の55本。大谷はこれからどこまで偉大なレジェンドたちの記録に迫れるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)