【米大リーグ】マリナーズ-エンゼルス(7月9日・日本時間10日 シアトル/T-モバイル・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が敵地シアトルで行われた対マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場を果たし、2-0とエンゼルスのリードで迎えた3回の第2打席に両リーグのトップ独走となる33号ソロをライトスタンドにたたき込んだ。飛距離約141メートルの超特大弾に放送席も思わず「こんなすごい打球見たことない…」とこぼし、しばし言葉を失った。
1死ランナー無しの場面で第2打席に入った大谷。初球は外に逃げる変化球を見送ると、2球目は真ん中のボールを強振するも空振り。その後2ストライク1ボールと追い込まれて迎えた4球目、インコースよりの89マイル(約143キロ)の真っすぐを振り抜くと、打球は高々と舞い上がりライトスタンド上段を直撃した。
打った瞬間に“それ”とわかる一発に大谷はすっかりおなじみとなった確信歩きも披露。左投手からは今シーズン11本目となる豪快な一発だったが、ABEMAで解説を務めたメジャーリーグアナリストの福島良一氏は「何と飛距離、463フィート。約141メートルですね」とコメントすると「いや~、こんなすごい打球見たことないと言っていいくらいの」と驚きを隠せない様子で語った。
なお、ア・リーグ2位はブルージェイズのゲレーロJr.で28本、ナ・リーグのトップは同じく28本を打っているパドレスのフェルナンド・タティスJr.。大谷の第1打席はセカンドゴロだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)