<大相撲七月場所>◇七日目◇10日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
十両五枚目・炎鵬(宮城野)が十両三枚目・若元春(荒汐)に小手投げで敗れ、5敗目(2勝)を喫した。土俵際では捨て身の投げの打ち合いに挑んだものの、わずかに髷が先についてしまう惜敗となった。
168センチ・98キロの小兵である炎鵬は、立ち合いから素早い動きで若元春の懐深くに潜り込んだかに見えたが、差した腕を極められ苦しい展開に。土俵際ではその腕を極められながら小手投げを食らったところ、逆転の下手投げを狙い、右足一本で耐え続けた。
右の肩口、さらには首付近から土俵に激突する相撲は、際どい結果となり物言いに。協議の結果、錦戸審判長(元関脇・水戸泉)から「炎鵬のちょんまげが先についた」と告げられると、館内からは思わず「えぇ…」といった声も漏れ聞こえた。
今場所は、取組中に脳震盪を起こし、不戦敗にもなっている炎鵬。この日の取組も小さな体で大きな相手に立ち向かっているが、ぎりぎりの勝負になるほどけがのリスクも増えるだけに、捨て身の投げに視聴者からは「おい、大丈夫か!!」「痛そう」「肩外れそう」と心配する声も多く見られていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)





