【米大リーグ】マリナーズ-エンゼルス(7月10日・日本時間11日 シアトル/T-モバイル・パーク)
エンゼルス大谷翔平投手が、「2番・DH」で先発出場を果たしたが、相手の先発投手フレクセンから徹底した変化球攻めを受けている。
第1打席は四球を選んだ大谷は、4回無死一塁で打席に入ると厳しいコースをしっかり見極めたが、フルカウントからレフトフライに倒れた。打席に入る度にスタンドが騒然となる中、ファンの声援を受けながら「大谷対策」を徹底しているのがフレクセンだ。
今季1本、大谷にホームランを浴びているほか、前日には約141メートルの特大弾を放っているだけに、警戒心はMAX。他の打者には投げるストレートを大谷にはほとんど投げず、2打席を終わったところで全12球でのストレートは1球だけ。それ以外はカットボール、チェンジアップといったスピードを殺して動かす球を投げ続けた。
ABEMAの中継で解説を務めたメジャーリーグアナリストの福島良一氏も、第2打席のレフトフライに「やっぱり最後はチェンジアップにタイミングを外されましたね」と指摘。150キロを超える速球でもパワーで負けずにスタンドまで運ぶ大谷だけに、メジャーリーガーの投手であっても変化球主体の組み立てが今後増えてくるかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)