<大相撲七月場所>◇中日◇11日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
横綱・白鵬(宮城野)が前頭四枚目・琴恵光(佐渡ケ嶽)を立ち合いの張り差しから一気に寄り切って全勝で勝ち越しを決めた。その一番について、元横綱・若乃花の花田虎上氏が「初日からずっと右を張っている。封印して欲しい。横綱らしい立ち合いを」と本音を明かす一幕があった。
立ち合い、右の張り差しから素早く左を差し、右上手を引いた白鵬は琴恵光に何もさせずに一方的に寄り切った。
ABEMAで解説を務めた花田氏は「初日からこの張り差し。分かっているんですけどね」と切り出すと「横綱は無理に出ない。無理に出ると突き落としなど逆転技があるが、常に落ち着いている。左の下手を取って、すかさず両まわしを取って引きつけ、逆転を食わないように前に出ていった。隙が無くいい相撲です」と白鵬の取り組みを称賛した。
その一方、花田氏は「初日からずっと右を張っている。ちょっとこれは封印してもいいのでは。ちょっと張りすぎですよね」と話すと、実戦から遠ざかっていた白鵬が感覚をつかむためにやっていると理解を示しつつ「横綱らしい立ち合いで行って欲しい。白鵬に対する私の贅沢なお願いです」と述べた。また、他の力士に対しても「立ち合いはずっと同じことをしている。さぁ、考えてください。明日から(白鵬と)当たる力士」と奮起を促した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?