【米大リーグ】マリナーズ1-7エンゼルス(7月11日・日本時間12日 シアトル/T-モバイル・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地シアトルで行われたマリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打と3試合ぶりのマルチヒットを記録し、オールスター前のラストゲームでチームの勝利に貢献した。
初回の第1打席に鋭い打球でライト線を破るツーベースヒットを放った大谷。続く第2打席は空振りの三振に倒れ、第3打席は滞空時間の長いレフトフライ。しかし7回の第4打席にはファーストのグラブを弾く痛烈な当たりで内野安打を記録し、8日のレッドソックス戦以来のマルチヒットで打率を.279とした。
9回の第5打席は四球を選び、後続の犠牲フライで得点も挙げた大谷。12日(日本時間13日)のホームランダービーの前祝いとなる一発こそ出なかったものの、この日4安打4打点と大活躍の1番・フレッチャーとのコンビで好調マリナーズの投手陣を攻略し、エンゼルスは貯金1でオールスターブレイクに入ることとなった。
投打にわたる規格外の活躍により、全米のスポーツ界でも最大の関心事となりつつある大谷だけに、現地の中継映像はスーパースターの一挙手一投足を見逃すまいと“大谷カメラ”ばりのシフトを展開。打席や塁上での表情や仕草、ベンチでチームメイトと戯れる様子はもちろん、ホームランダービーで捕手を務めることが話題となっている通訳の水原一平氏までたびたびカメラに抜かれるなど、その注目度は類を見ないものとなっている。
中継では、漢字で「大谷翔平」と記されたハチマキを巻く現地実況のマット・バスガーシアン氏の姿も映されるなど、まさに全米は“大谷フィーバー”の真っ只中にある。両リーグのトップを独走する33本という数字を引っさげ、先発投手でありながら優勝の大本命として出場するホームランダービー。そして13日(日本時間14日)のオールスターでも、メジャーの歴史に残るようなインパクトを日米の多くのファンが期待していることは間違いない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)