「完全にジャイキリじゃないですか」22歳の新鋭・小沼翔、「メンタルなら断トツに強い」/麻雀・Mリーグ
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 22歳の無名の若手が、いきなり大注目の舞台にやってきた。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の2020シーズン優勝チーム、EX風林火山のドラフト会議指名選手を決めるオーディションの準決勝が、7月12日からスタートする。予選1位となったのは、小沼翔(RMU)。所属する団体の代表は渋谷ABEMASのリーダー多井隆晴だが「雲の上の人で話したこともない」というほど。ただ、自ら超感覚派と言う若手は「メンタルなら断トツに強い」と余裕の表情だ。

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 プロ3年目の若者に大チャンスが到来だ。「ここまで来たからにはやってやりたいなと。完全にジャイキリ(ジャイアントキリング)じゃないですか。無名の若手が来て。優勝して、指名もらって、Mリーグの舞台で暴れたい」と飄々と語る様子が印象的だ。

 まだ駆け出しゆえに、トップ雀士が集うMリーグの選手には面識がない。所属するRMUの代表・多井でさえ話したことがない。「すごい人がいるなと。Mリーグでそういう人に近づけるのもいいですね」と、団体トップの実力は認めつつ、まるで恐れる様子もない。

 雀風は「感覚を大事にしています。動物的ですね」というほど、直感を信じている。基本となるものは押さえつつ、相手の気配を敏感に察して、突如危険牌と思うものを止めたりする。見ている側が混乱する麻雀は、相手にとっても厄介なことだろう。「基本ポジティブなんで。雀力は大したことは言えないですけど、メンタルは断トツに強いんじゃないかと思っています」という口ぶりには、確かに緊張の雰囲気は見当たらない。

 意気込みを聞かれても「ここまで来たからには優勝ですね。とりあえず決勝とかじゃなくて優勝。全然行けると思っています」と、最後まで後ろ向きの言葉は聞かれなかった。優勝者のみがスポットライトを浴びるこの戦い。こういう突き抜けた存在が、頂点に立つことは十分に起こり得る。

◆EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション

 2021シーズンに戦力補強として選手の追加を発表したEX風林火山が、2020シーズンに発表した企画。Mリーグと同じく日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合のプロ5団体に所属するプロであればエントリーが可能。書類選考、予選会を経て8人が準決勝に進出。さらに4人が決勝に進み、優勝者が指名の権利を得られる。対局でのポイントのほか、ファンによる投票も加算される。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

EX風林火山 メンバーオーディション
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EX風林火山優勝インタビュー
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Mリーグ 配信情報まとめ
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