プロ麻雀界を代表する「タキヒサ」コンビに、強烈な憧れを抱いて、そして追いかける。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の2020シーズン優勝チーム、EX風林火山のドラフト会議指名選手を決めるオーディションの準決勝が、7月12日からスタートする。ワイルドカードの本田朋広(連盟)は、「滝沢和典さん、佐々木寿人さんを見て憧れています」と、はっきりと名前を出した。尊敬するトップ雀士が活躍しているMリーグの場は、当たり前のように自分が目指す場所になった。
多くのプロ雀士が目指すMリーグ。「麻雀界の頂点みたいに考えています。そういった場に自分がひょっとしたら参加できると思うと、わくわくします」と、未来を想像して顔がほころんだ。プレイスタイルも「かっこ悪いですけど、ものまねですよね。滝沢さんの麻雀をいっぱい見て、一生懸命真似しようかと思ってやっていました」。正統派の麻雀を見て学び、そのライバルである佐々木との対決は「バチバチしているところが見ているだけで楽しい」と、ファンのように目を輝かせた。
残り8人の中から1人、Mリーガーが生まれるこの状況。何十局と打ってトップになるのではなく、この短期決戦で勝つことが全てだ。「終わった後のどうこうじゃない。上手にお話ができる人は麻雀が上手と思われがちですが、僕はそう思っていない」と語ったが、この言葉は滝沢が以前に発した言葉と酷似する。勝とうと思った時に勝てるのが勝者。それができなければ、仮にMリーグ入りを果たしたとしても、後に待っているのは地獄の日々だ。「どんな形であってもMリーグに挑戦したい。あの場で戦いたいです」。8人のうちに1人だけつかめるきっぷは、思いが強いものが掴み取る。
◆EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション
2021シーズンに戦力補強として選手の追加を発表したEX風林火山が、2020シーズンに発表した企画。Mリーグと同じく日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合のプロ5団体に所属するプロであればエントリーが可能。書類選考、予選会を経て8人が準決勝に進出。さらに4人が決勝に進み、優勝者が指名の権利を得られる。対局でのポイントのほか、ファンによる投票も加算される。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)