張り差しなしでも強かった 白鵬、完全復調の9連勝 解説者も「初日と全然違う」と愕然
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大相撲七月場所>◇九日目◇12日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ

 横綱・白鵬(宮城野)が前頭四枚目・千代大龍(九重)を寄り切りで圧倒し、初日から9連勝を果たして無敗をキープした。横綱らしく堂々とした取り口に、視聴者からは「正面から受けて立った」「強い!」といった声が寄せられた。

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 中日にABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏から「初日からずっと右を張っている」と指摘されていた白鵬。だが九日目の取組では対戦相手との兼ね合いもあったのか、張り差しを見せずに立ち合い正面からぶつかると、堂々と胸を出して相手を押し込む横綱相撲で圧倒。最後は中に入って寄り切りを決め、9勝目を挙げた。

 白鵬の取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結の旭道山は「今日ははたかなかったですね」と張り差しを見せなかったことを指摘。続けて「白鵬さんの圧力、ドシッと構えたこの体。まだまだ元気、という言い方はヘンですけど、振り絞っていますね」と称賛すると、初日の相撲内容と比較して「いやー、本当に落ち着いていますね。初日の相撲とは丸っきり違います。初日は必死さが出ていましたから」と解説。「今の相撲はもう完全に横綱相撲ですよ」と語った。

 落ち着いて勝ち星を重ねた白鵬の相撲に、視聴者からは「強い!」「一瞬のすきを確実に捉えるなあ」「さすが横綱」といった声が寄せられたほか、張り差しを使わない取り口に「おお正面から受けて立った」「今日の白鵬はジェントルでよろしい」「日に日に相撲勘戻っとんな」とコメントするファンも相次いでいた。

(ABEMA/大相撲チャンネルより)

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土俵下への転落を防ぐ
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胸で当たった白鵬
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