将棋の藤井聡太王位（棋聖、18）が7月14日、お～いお茶杯王位戦七番勝負第2局で挑戦者の豊島将之竜王（叡王、31）と現在対局中だ。第1局を落とし、連敗は避けたい藤井王位だが、2日目の昼食休憩を迎えたところで、形勢は豊島竜王が有利に。持ち時間でも1時間31分の差をつけられ、苦戦を強いられている。過去1勝7敗という“天敵”に対して、どこまで巻き返せるか。
【動画】お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第二局2日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王
第1局は藤井王位には珍しく持ち時間を残して投了する完敗となり、第2局で挽回を目指していた。角換わり（早繰り銀）の出だしから、最新形の将棋になると、1日目は両者長考合戦。早い段階から勝負の分かれ目があると判断してか、わずかなポイントも逃せない難しい状況が続いた。
藤井王位が封じ手とした42手目から、昼食休憩前の52手目まで3時間半で10手進行したが、形勢で盛り返したいところ、逆にじりじりと差を広げられつつある展開に。まだまだ勝敗が決定づけられるほどの差ではないが、隙のない豊島竜王に対しての挽回も至難の業。対局前日の会見では「差をつけられてしまうと厳しいと思っているので、序盤から読みを入れて指したい」と語っていたが、現局面では戦前のイメージ通りという展開ではなさそうだ。
序盤から積極的に長考を入れることでも知られる藤井王位だが、昼食休憩の時点では豊島竜王に持ち時間でも大きく離される状況に。形勢、持ち時間のビハインドを中盤、終盤に向けてどこまで跳ね返せるか。
持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送するほか、カメラの視点が切り替えられるマルチアングル放送も実施している。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 海鮮丼・お茶 豊島将之竜王 豚しゃぶときつねうどんセット・サラダ・アイスティー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 1時間45分（消費6時間15分） 豊島将之竜王 3時間16分（消費4時間44分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
