プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ・第3試合、チーム渡辺とチーム斎藤の対戦が7月17日に放送される。5つのリーグに3チームずつ分かれて行われてきた予選も、これでいよいよ最終戦。本戦出場の全10チームが確定する。優勝候補に挙げられているチーム渡辺が、堂々と予選を突破するか。ドラフト指名漏れからはい上がったエントリーチームが大逆転劇を見せるか。
【動画】第4回ABEMAトーナメント予選Eリーグ 第三試合<チーム渡辺VSエントリーチーム>
チーム渡辺は、リーダー渡辺明名人(棋王、王将、37)を中心に安定感抜群。近藤誠也七段(24)、戸辺誠七段(34)の3人組はチームワークも抜群で、勝つほどに仕上がりを増している。チーム斎藤との試合もスコア5-2と快勝しており、この試合で3勝した時点で予選突破が確定する。
エントリーチームは、チーム斎藤にスコア2-5で敗れて崖っぷち。ただ、本大会出場をかけたエントリートーナメントでは、小林裕士七段(44)、梶浦宏孝七段(26)、藤森哲也五段(34)と、全員が5連勝して勝ち上がってきた実績もある。最低でも5-2以上での勝利が求められるが、どこまで食い下がれるか。
事前に行われたアンケートでは約1600人のファンが回答し、チーム渡辺の勝利を予想するファンが73.9%だった。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)