<大相撲七月場所>◇十四日目◇17日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
前頭八枚目・碧山(春日野)が前頭筆頭・大栄翔(追手風)をはたき込んで6勝目を挙げた一番。その立ち合いで館内にどよめきが起こった。
右に変化した碧山が大栄翔の肩口を抑え込むようにはたき込むと、大栄翔は反応できずに土俵に手をついた。呆気ない幕切れに館内からはどよめきが起こり、その後、拍手も聞かれたが、しばらくどよめきが収まらなかった。
ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「そんなに立ち合い速い変化ではない。ついて行けなかった。頭を下げすぎたんですかね」と話すと、スロー映像で確認したのちに「(大栄翔は)足が出てない、足が。出ているのですが、左足がうまくついていかなかった。左足が入ってしまった。そこにこの体重。(碧山の)山が覆いかぶさってきた。一歩間違えると、大栄翔は危なく怪我をするところ」と解説した。
さらに花田氏は「勝ったんですけどね、この注文相撲は…どのような反応ですかね」と苦笑いを浮かべた。すると実況を務めた清野茂樹アナは「いやぁ…」と応じると視聴者の反応を読み上げたのち「名古屋のお客さんもマスクしているんですけど、思わずため息が漏れてきましたね。マスク越しのため息が聞こえてきました」と述べた。
すると館内に「ご観覧の皆様にお願いいたします。新型コロナウイルス感染予防のため、館内ではマスクは外さず…」というアナウンスが絶妙なタイミングで流れ、この珍事に対して視聴者からは「タイミング良すぎw」「マスク越しのため息w」などの反応が寄せられた。なお、大栄翔は10敗目を喫した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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