大谷翔平、34号をもたらした驚きの修正能力 「6回のベンチ内で実践していたこと」とは?
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【米大リーグ】エンゼルス4-7マリナーズ(7月18日・日本時間19日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)

 大谷はもちろん、多くのファンが心から待ち望んでいた“後半戦初”となる見事なアーチだった。エンゼルスの大谷翔平投手がマリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。2-7と5点リードを許して迎えた9回の第5打席。ランナーを三塁に置いてマリナーズ5番手右腕・シーウォルドが投じた低めの変化球をすくい上げ、5試合ぶりとなる34号2ランを右中間スタンドへたたき込んだ。ゲームに敗れはしたものの、スタジアムはこの日、一番の熱気に包まれた。

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 しかし、大谷はやや苦しんでいた。オールスター明けの2試合では10打数1安打6三振。オールスターに出場したことによる疲労の蓄積が懸念された大谷だったが、5打数無安打4三振に終わったきのうの試合後にマドン監督は「私はとくに心配していない。彼は問題ないと確信している」と変わらぬ信頼を口にしていた。この日の第1打席も三振に倒れ、前日から数えて5打席連続の三振。その後は2打席続けて四球を選び、7回の第4打席は一塁へ自慢の快足を飛ばしての内野安打だった。

 そして、9回に待望の34号が飛び出したわけだが、この一発には伏線があった。それは6回表マリナーズの攻撃中のことだ。ベンチに座る大谷はタブレットを手に、自身のバッティングフォームを食い入るように見つめていた。その後、通訳の水原一平氏を伴ってコーチと会話を交わした大谷は、7回の第4打席で内野安打を放ち、そこで何かが吹っ切れたか、9回の劇的弾に至っている。

大谷翔平、34号をもたらした驚きの修正能力 「6回のベンチ内で実践していたこと」とは?
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 大谷に関しては、「修正能力の高さ」について言及されることがある。また、同僚であり、メジャー屈指のスター選手の一人でもあるマイク・トラウトも以前「打撃というのは難しく、大抵は上手くいかない。しかし彼はそれを他の打席に持ち越さない。切り替えが早い。打撃面ではそれが見られる」などと大谷の優れた特徴について話をしている。

 ともあれ、本塁打数2位で大谷の後につけるのは、同じア・リーグのブルージェイズに所属するゲレーロJr.。こちらは後半戦ですでに3本の本塁打を放つなど、絶好調で大谷を猛追している。今日放った34号を機に、再び量産体制に入ることができるのか。“二刀流”での出場を予定している明日以降の活躍からも目が離せない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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【映像】大谷がファンに見せた“粋な心遣い”
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【映像】大谷、34号の豪快ホームラン
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