【米大リーグ】アスレチックス-エンゼルス(7月20日・日本時間21日 オークランド/オークランドコロシアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地で行われているアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場。サードへの内野安打で出塁したフレッチャーを一塁に置いて迎えた3回の第2打席で、自身は三振に倒れ、一塁走者のフレッチャーが盗塁死の判定となり“三振ゲッツー”となったが、これに大谷が身振りを交えて「NO」のアピール。その後、チャレンジを要求した結果、判定が覆るというシーンがあった。
初回の第1打席はストレートの四球と、相手バッテリーから露骨に警戒を受ける大谷。前を打つフレッチャーが内野安打で出塁し、無死一塁で迎えた3回の第2打席も甘い球はなく、フルカウントからの7球目、内角高めの直球をフルスイングするも仕留め損ない空振り三振に。直後、スタートを切っていたフレッチャーが二塁に滑り込むも、捕手の鋭い送球に塁審はアウトの判定を下し、一時は最悪の形でチャンスが潰える“三振ゲッツー”かと思われた。
しかし、バッターボックスからの去り際に二塁の様子を眺めていた大谷は、いち早く「いやいや」と腕を振ってベンチにチャレンジを促す。タイミング的には際どかったものの、スロー映像では送球を受けたアンドルスのグラブはフレッチャーの足に届いておらず、ABEMAの視聴者から「タッチしてないよね」「追いタッチやん」「セーフっぽいね」「うまく避けてる」といった指摘が続出。大谷のアピールが届いたのか、エンゼルスのベンチは貴重なチャレンジの権利を行使し、フレッチャーはセーフの判定に覆った。
前日の試合でも、大谷のセンターオーバーのツーベースが生んだ本塁でのクロスプレーがチャレンジ失敗でアウトとなり、エンゼルスがチャレンジ権を失った後には“疑惑の判定”によるダブルプレーがあった。2日続けての塁審のミスに、「あの位置でよく誤審できるな」「審判の質よ」「大谷の方が見えてるってなに」「昨日から審判どこ見てるん?」「昨日のはひどかったな」など、ファンからはさらに厳しい声も。今シーズンはジャッジに泣かされることの少なくない大谷だけに、ファンも判定の入り込む余地のない活躍を期待しているに違いない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)