
プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント1回戦・第1試合、チーム羽生とチーム糸谷の対戦が7月24日に生放送され、第1局で服部慎一郎四段(21)が羽生善治九段(50)に139手で勝利する大金星を挙げた。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷
将棋界の「忍者」が、練習でも指したことがないレジェンド相手に、初手合で一撃を食らわせた。先手番から相矢倉の戦型で進んだ一局は、羽生九段から強烈なプレッシャーを受け続ける展開に。それでもぐっと耐えて反撃の機会を伺うと、切り返しの手が徐々に羽生陣にダメージを与え続け、形勢でも優勢に。攻めの手番になってからは、鋭い寄せでそのまま勝ち切った。
大きな勝利を手にした服部四段は「自分自身が一番びっくりしています。すごく駒が持てないくらい緊張していて、手が震えていたと思います。先行されてしまって苦しいと思っていたんですが、持ち味の受けと粘りが出ました」と、興奮した様子で対局を振り返っていた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




