頼れる男・中村太地七段、チームの連敗止める大きな勝利 ファンも「さすが」「貫禄勝ち」/将棋・ABEMAトーナメント
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 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント1回戦・第1試合、チーム羽生とチーム糸谷の対戦が7月24日に生放送され、第4局で中村太地七段(33)が服部慎一郎四段(21)に95手で勝利した。

【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷

 予選リーグでは大会史上初の「3連投・3連勝」を成し遂げた男が、苦しい状況でも輝いた。チームは第1局からまさかの3連敗。自分が落とせば早くもカド番に追い込まれるという状況の中、個人連勝で勢いづいた服部四段の阪田流向かい飛車に「全く予想していなくて探り探りでした」というものの、慌てず対応した。互角の中盤から端攻めで相手の形を崩すと、その後は5筋に攻めを集中させて突破に成功。短い持ち時間のペース配分も完璧で「少し落ち着く時間があったのが幸いしました」と納得の表情だった。

 この日の試合前には「たくさん練習してきました」と公式戦にはないフィッシャールールの対策も万全と言い切った中村七段。宣言通りの活躍に、ファンからも「さすが太地」「貫禄勝ち」など、称賛のコメントが一気に寄せられた。続く第5局にも登場することが決定。予選リーグの再現を目指し、さらに強く盤面に視線を送る。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷
お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷

頼れる男・中村太地七段、チームの連敗止める大きな勝利 ファンも「さすが」「貫禄勝ち」/将棋・ABEMAトーナメント