将棋の藤井聡太王位・棋聖(19)が7月25日、叡王戦五番勝負第1局で豊島将之叡王(竜王、31)と午前9時から対局を開始した。現在二冠の藤井王位・棋聖にとっては、自己最多となる三冠へのチャレンジ。お~いお茶杯王位戦七番勝負でも激闘を繰り返している相手と、どんな開幕局を繰り広げるか。
【中継】叡王戦 五番勝負 第一局 豊島将之叡王 対 藤井聡太王位・棋聖
藤井王位・棋聖は、段位別予選(八段戦)から勝ち上がり、本戦に入っても前叡王の永瀬拓矢王座(28)、丸山忠久九段(50)、斎藤慎太郎八段(28)とタイトル経験のある3人を勝ち抜き、初の叡王挑戦を果たした。タイトル獲得、二冠達成、タイトル防衛など、次々とタイトルの関する最年少記録を更新しているが、このシリーズで奪取に成功すれば、最年少での三冠達成となる。
豊島叡王は昨期の五番勝負で、初の叡王獲得。昨期までは七番勝負だったが持将棋2局、千日手1局もあり史上最長の第9局、都合10局分指すという歴史に残るロングシリーズとなった。タイトル6期の実績はあるが、その中でも本人にとって思い出深い番勝負だ。
王位戦七番勝負と並行してダブルタイトル戦となっている両者の過去の対戦は、豊島叡王が7勝3敗とリード。ただ、直近5局では藤井王位・棋聖が3勝2敗と勝ち越し、さらに現在は2連勝中だ。
対局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。第2局以降は先手・後手が交互に入れ替わり、最終第5局まで進んだ場合は、再度振り駒が行われる。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、視点を変えられるマルチアングル放送も同時に実施中だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより