【米大リーグ】エンゼルス6-2ロッキーズ(7月26日・日本時間27日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場したロッキーズ戦の8回、エンゼルス救援陣があわや逆転3ランを被弾かという大ピンチを招いた。大谷が7回1失点と好投した後に訪れた冷や汗ものの展開に、スタジアムには悲鳴や歓声が飛び交い、日本のファンからも「心臓に悪い」「勘弁してくれ」といった声が上がった。
7回を投げて1失点と5勝目の権利を得て大谷が降板した直後の攻撃でエンゼルスは2点を追加し、4-1とリードを広げる。しかし2番手として8回のマウンドに上がったキンタナは、1死からロッキーズの2番・ロジャーズに6号ソロを被弾。続くブラックモンにもヒットを許し、ここで3番手のシーシェクにスイッチ。シーシェクは4番・ストーリーから三振を奪いなんとか2死まで漕ぎ着けたものの、エンゼルスのピンチはまだ終わらなかった。
2死一塁から5番のクローンが放った打球は、ワンバウンドでスタンドに飛び込むエンタイトルツーベース。あわや大谷の勝ち星が消える同点弾かという飛距離だっただけに、ABEMAの中継で実況を務めた節丸裕一アナも思わず「危ない!」と絶叫し、ファンからも「やめてくれほんとに」「ざわざわ」「怖すぎる」「草すら生えん」「おいおい頼むよ」といったコメントが続出した。
さらに2死二、三塁と首の皮一枚つながった状況で迎えた6番・ヒリヤードは、やや甘く入ったシーシェクの3球目を強振。乾いた音を立てて舞い上がった打球はセンター方向への大飛球となり、地元のエンゼルスファンからは悲鳴のような声が上がった。それでもフェンスまで約1メートルの位置でセンターのマーシュがフライをキャッチ。すんでのところで逆転3ラン被弾を免れ、スタジアムには安堵のため息や歓声が響きわたった。
エンゼルスのリリーフ陣が炎上するシーンをたびたび目にしてきた日本のファンも冷や汗をかいたようで、コメント欄には「心臓に悪い」「勘弁してくれ」「中継ぎやばすぎ」「オリンピックより緊張するわ」「劇団エンゼルス」「最高のエンターテイナー」といった感想が殺到。なお、9回はクローザーのライセル・イグレシアスがロッキーズ打線を3者連続三振でピシャリと抑え、大谷はメジャーでの自己最多となる5勝目を手にした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)