今や全米スポーツ界における最大の関心事といっていいエンゼルス大谷翔平投手の大活躍。7月26日(日本時間27日)には、今季12度目の投打二刀流で先発出場し、投げたは7回1失点で5勝目、打っても先制タイムリー、さらには盗塁まで決める、まさに走攻守が全て揃ったプレーでファンを魅了した。投手、打者どちら片方だけでもエンゼルスの主力級の働きで、もはやファンからは「ゲームの世界」「化け物すぎる」とも評判だが、現地メディアでは、この見たこともない「SHOHEI OHTANI」という選手について、データでも注目を始めている。
26日(27日)の現地映像で流れたのは、本塁打、打点、長打、投球回数、奪三振数を、前日25日(26日)までの数字をもとに、162試合換算したもの。ここでは本塁打を除く4つの数字が全て100を超えていた。ちょうど大谷の奪三振数が100に到達したことに合わせてのものだが、どれも驚異的だ。
改めて26日(27)の試合を終えての数字を整理してみると、実に魅力的な「100超え」の数字が並ぶ。年間ペースにすると打撃部門で、打点は122(現在76)、長打数は99(61)、三振は189(116)と、豪快なスイングが数字にもよく見て取れる。また、メジャー通算100号まであと18本で、この調子ならシーズン中に到達する。投手部門では、奪三振が163(100)。また記録ではないが、この日の試合で最後に投げたストレートの球速100マイル(約161キロ)が魅力的だ。
大谷の活躍により、次々とデータアナリストが過去の記録を引っ張りだし、この二刀流のすさまじさを伝え続けている。次に発掘する眠れる記録は、果たしてどんなものか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)