将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が7月27日に行われ、深浦康市九段(49)が塚田泰明九段(56)に92手で勝利、Bブロックの準決勝進出を決めた。
午前中の対局で、田中寅彦九段(64)を下していた深浦九段は、同日2局目となる本局で後手番から塚田九段が選択した相掛かりに対応。塚田九段からの激しい攻めに自玉はかなり薄くなったものの、攻めの手番が回ってきたところで鋭く踏み込み相手陣を攻略。攻めながら手に入れた銀で自陣に手を入れ安全度を高めると、大きくリードを広げて勝ちを収めた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在は、現タイトル保持者である豊島将之叡王(竜王、31)と藤井聡太王位・棋聖(19)による五番勝負が開催中だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)