将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が7月27日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)が高橋道雄九段(61)に68手で勝利した。
相矢倉から始まった一局は、駒がぶつかったあたりから既に渡辺名人が少しずつリードを奪うと中盤でははっきりと優勢、さらには勝勢に。付け入る隙を与えず、短手数で初戦を突破した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在は、現タイトル保持者である豊島将之叡王(竜王、31)と藤井聡太王位・棋聖(19)による五番勝負が開催中だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)