【米大リーグ】エンゼルス-アスレチックス(7月29日・日本時間30日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルス大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、アスレチックスの投手陣にとって実にストレスフルな存在になっている。先発のモンタスと3打席、2番手のロモと1打席の計4打席に立った大谷だが、その全てで3ボールまで使わせるプレッシャーの与えぶり。結果、第2打席から3打席連続四球となった。打てば打つほど警戒心を強められる、メジャーの中でも屈指の“危険な相手”になっている。
前日までの5試合で打率.444、2試合連続本塁打を放っていた大谷だけに、相手投手も簡単には勝負ができない。先発したモンタスも、過去に2発のホームランを打たれていたため、第1打席から慎重にコーナーを突いた。フルカウントからの7球目、外角低めの変化球で見逃し三振となったが、第2打席は5球連続して外角低めを狙い、カウント3-1から四球。さらに第3打席もフルカウントから四球となった。
2番手として登板したベテランの変化球投手ロモも同様だ。3球連続ボールから入り、4球目こそストライクを取ったものの、カウント3-1からの5球目はキャッチャーもアウトコースのボールゾーンに構えるような、実質敬遠のような配球。そのまま大きく外れ、大谷は3打席連続四球となった。
よほどの決め球、さらには相性のよさでもなければ、まともに勝負しづらくなっている大谷。一発出れば、試合のムードもガラリと変わるだけに、リードを持った相手が四球OKという配球を今後も増やしてくることが想像される。
ABEMAの視聴者からは、1試合で2四球という結果に「また四球かよ」というボヤキも多い中「四球の多さはスターの証し」と前向きな声も見られていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)