村山慈明七段、根性の相入玉 点数勝負で稲葉陽八段の連勝止める/将棋・ABEMAトーナメント
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 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント1回戦第2試合、チーム稲葉とチーム斎藤の対戦が7月31日に生放送され、第3局でチーム斎藤・村山慈明七段(37)が、チーム稲葉・稲葉陽八段(32)に勝利。この試合、チーム初勝利を挙げた。

【動画】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤

 村山七段の先手角換わりから始まった一局は、形勢・持ち時間ともに稲葉八段のペースで進んだと見られたが、終盤に入ったところで村山七段が挽回。稲葉八段も粘りを見せ、自玉の上部脱出に成功すると、村山七段も同じく脱出し、なんと相入玉に。最終盤ではひやりとする場面もあったが、大きく点数で上回った村山七段が逃げ切った。対局後には「途中すごくよくなった局面があったんですが、うまく粘られて入玉されてしまいました。それでも自分らしい将棋が指せたと思います」と、勝利を噛み締めていた。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤
お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム稲葉VSチーム斎藤

村山慈明七段、根性の相入玉 点数勝負で稲葉陽八段の連勝止める/将棋・ABEMAトーナメント