【米大リーグ】エンゼルス-アスレチックス(8月1日・日本時間2日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が、アスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席はレフトフライに倒れたが、コンタクトの瞬間には「キャー」と一発を期待する女性ファンの歓声が上がり、実況も「左中間への当たりは身構えてしまう」と苦笑交じりにコメントした。
先頭のフレッチャーが四球で出塁し、無死一塁というチャンスで第1打席を迎えた大谷。前日の試合では試合を決める決勝タイムリーを放っていたこともあり、バッターボックスに向かうだけでエンゼル・スタジアムは大きな拍手に包まれた。4試合ぶりのホームランへの期待が高まる中、大谷はアスレチックスの先発右腕・ジェフリーズが投じた真ん中高めの速球を強振。角度のある打球が放たれると、球場からは「キャー」と黄色い歓声が上がり、ABEMAの中継で実況を務めた節丸裕一アナも思わず「大きな打球!」と反射的に口にした。
実際にはバットの芯をわずかに外れており、レフトが捕球体制に入ると節丸アナは「いや、大きくはない。高く上がっただけですね。失礼しました。レフトフライです」と即座に訂正。さらに苦笑しつつ「大谷の左中間方向はどんな打球でも一瞬こちらは身構えてしまうんですが、さすがに詰まってましたね」と補足し、視聴者からも「うん、わかるわかる」「実況の声で期待してまうやん」「いったかとおもた」といった共感の声が寄せられた。
現地で観戦しているファンや、実況経験豊富なアナウンサーさえ惑わせる大谷の迫力あるスイング。今シーズンはライト方向に引っ張るバッティングが目立つものの、これまでセンターからレフト方向にフェンスを越える打球をたびたび放っている大谷ならではの現象だと言えるかもしれない。
また3回に迎えた大谷の第2打席では中フライに倒れたものの、フェンスまでわずかという大飛球に場内がどよめいていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)