元乃木坂46の一期生メンバーでタレントの中田花奈。現在、その肩書には「プロ雀士」と「麻雀カフェオーナー兼店長」という2つが加わっている。アイドル時代から大好きな麻雀を仕事とし、貯めたお金で麻雀カフェを開いた。各種メディアに登場する機会も多く、まさに順風満帆かと思われたが、実際はそうではなかった。「プロの方と打つのが正直、怖いです。それにこんなに忙しいことは、今までなかったです」。まさに鳴り物入りといった様子で麻雀界に入ってきた中田に、今何が起きているのか。

【中継】RTD Girls Tournament 2021 予選2日目

 中田がプロ雀士になったのは今年の3月。さらに6月には念願だった麻雀カフェ「chun.」をオープンした。タレント、プロ雀士、オーナー店長。三足のわらじは承知の上だったが、想像以上に多忙を極めた。「お仕事で麻雀を打つ機会はありがたいことにたくさんいただいているんです。でもプライベートでは一切打てていなくて…。プロになる前の方が時間があったくらいですかね」と眉をひそめた。

 もう10年になった芸能活動は、ペースがつかめている。ただ、想定外だったのは麻雀カフェだ。「タレント活動はお休みもあります。ただ、お店には毎日立っているし、家に帰ってから経理、給与計算、シフトや在庫の管理もやらなきゃで。毎日寝る時間がない生活が続いて、だいぶ大変でした」。乃木坂46としての活動だけでも、十分忙しかっただろうが、その中田が「だいぶ大変」というのだから、どれだけ忙しいかがよくわかる。「こんなに忙しかったことは、正直ないですね。乃木坂46時代は労働的な環境では守られてきたので。自分でやるっていうのはこういうことなんだと痛感しましたね。私は雇用主だから、労働基準法にも守られていないですからね」。

 全てをこなすために、1つの決断をした。「chun.」の会員制を辞めるという。「私がお店に立つ回数を減らす代わりに、お店に入りやすくしようと。芸能のお仕事の前にお店に立ってとかやっていたら、本当にパンクしてしまって…。だから私がお店に立たない日は、家で経理などをまとめてやったり、ちゃんと寝る時間を作ったりしようかなと。麻雀の勉強もしないといけないので」。圧倒的に足りないのは時間。麻雀カフェについては、2カ月にしてシステム変更をすることになったが、やりたいこと全てをうまく回すために決めた。

 麻雀プロとして戦う準備も、もっとしたい。でなければ、戦うことが怖いという。アイドル時代から続けている冠番組は、プロ雀士であっても芸能人であっても、にこやかに打ちながら麻雀を楽しんでいる。ただ、プロの世界は「楽しむ」場ではない。改めて真剣勝負の場に身をおいたことで、恐怖を感じた。「正直、怖くて怖くて。放送対局だけじゃなくて、普通にプロの方と打つのが怖いですね。いろいろ間違えてしまいそうで。緊張してチョンボとかしてしまうんじゃないかと」。実際、プロ入り直後に参加した桜蕾戦では少牌も多牌もした。罰符やアガリ放棄というルールはあるものの、1人が戦えない状態になることは、4人で争う麻雀のゲームバランスを壊すことになる。「また迷惑をかけちゃうんじゃないかとか思っちゃうんですよね。流れを私が変えてしまっているかもしれなくて」。

 不安が大きくなるのも、全ては自分で準備不足を感じているからだ。アイドル時代からダンスパフォーマンスには定評があり、それに向けてしっかりと練習を積んできたからこそ、ステージの上でも堂々と踊れた。その上で、仮に何か失敗があっても、さほど悔いはないだろう。ただ、今はプロ雀士としての鍛錬が足りないとわかっている。「麻雀の勉強ができていない状態で打たせてもらっているのが申し訳ないので、いろいろ葛藤がすごいんですよね。たぶん自分が自信を持って打てるようにならないと、楽しいとも思えないので。まだ一打一打迷っちゃうし、理論を言える状態でもないので、早く私はこうするんだというのを持てるようになりたいですね」と、課題と目標は明確だ。

 人生で一番忙しく、苦しい日々を送っている中田。メディアに出る時は、そんな悩みも見せずに明るく振る舞うが、これからはもっと麻雀ファンにも愛される存在になりたいという。「今は乃木坂46時代のファンがほとんど。これからは麻雀を見てファンになりましたっていう風に言ってもらえたらうれしいですね。過去の私を知らなくても、麻雀から好かれるようになりたいです。まだ伸びしろもあると思うので、今以上に何かを見せられたらと思っています」。人生を共にすると決めた麻雀で、気持ちのいい勝利を手にした時、きっと今の苦悩も決断も、全てが報われる。

◆RTD Girls Tournament 2021 全8選手が参加し、予選は1日4試合を2日間、計8試合を行い、1人4試合に出場する。上位6人が準決勝に進み1日3試合を2日間、計6試合で1人4試合し、上位4人が勝ち上がる。決勝は1日4試合で優勝者を決める。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)

◆中田花奈(なかだ・かな) タレント・プロ雀士。1994年、埼玉県生まれ。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2020年10月、グループを卒業。今年3月に、日本プロ麻雀連盟第37期後期プロテストに正規合格。タレント業の傍ら、自身で麻雀カフェ「chun.」を経営する。趣味は麻雀、ラジオを聴くこと。

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