EX風林火山・藤沢晴信監督「新チームで連覇」へドラフトで2人指名「因縁のタキヒサには絶対勝ちたい」/麻雀・Mリーグ
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 8月2日に行われたプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2021シーズンのドラフト会議で、EX風林火山の藤沢晴信監督は1巡目で松ヶ瀬隆弥(RMU)、2巡目で二階堂瑠美(連盟)を指名した。松ヶ瀬は事前に独自に行ったオーディションの優勝者、瑠美は昨期の優勝メンバーの一人、二階堂亜樹(連盟)の姉でもある。「新生チームです。ゼロからのスタートで連覇を目指します」という藤沢監督の目は、実に鋭かった。

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 2020シーズンは、チーム3年目にして初優勝。しかも成績が悪ければチームを解体すると宣言してからの悲願達成に、選手もファンも大いに喜んだ。シーズン中から宣言していた1人補強のためのオーディションも開催。新たなメンバーを加えての4人体制で連覇を狙うはずだったが、滝沢和典(連盟)がまさかの退団。亜樹、勝又健志(連盟)はいるものの、残り2人は新戦力という形で連覇に向かうことになった。

 「滝沢選手が抜けたということは、優勝チームが連覇を目指すにあたり、とても打撃のある出来事でした」。2020シーズンの要所でトップを持ち帰り、頂点へと導いた選手の電撃退団にどう対処するか「実に悩んだ」が、まずは予定通り松ヶ瀬を指名した。「巨体に似合わず堅実な麻雀。決勝でも四暗刻をアガる勝負強さもあって、Mリーグでも何かやってくれる期待感があります。ポイントゲッターとして期待したいです」と、160人を超えるプロの中で勝ち抜いてきたその実績だけでも、今のチームにとっては願ってもない即戦力だ。

 そして、本来はなかったもう一人の枠。ここで姉・瑠美を指名した。「20年間、麻雀界を牽引されてきた姉妹。姉妹として一体化して、1+1が3にも4にもなる効果を期待しました」と、今ほど女流プロの数も多くなかったころから、日本プロ麻雀連盟の美人姉妹として活躍してきたスター性、経験、実績を信じた。亜樹にとっても、これ以上なく心強い存在だ。瑠美と亜樹による「ルミアキ」リレーでの連勝、さらには1人が負けても1人が取り返すというコンビプレーには、ファンも期待を高めるところ。KONAMI麻雀格闘倶楽部に移籍した滝沢と、佐々木寿人(連盟)による「タキヒサ」コンビに対して「因縁の対決には絶対に勝ちたい」と、対抗心は隠さない。

 2018シーズン優勝の赤坂ドリブンズ、2019シーズン優勝のU-NEXT Pirates、いずれも翌年はシーズン7位で敗退というジンクスがある。「優勝した瞬間からそれを意識していましたが、オーディションもやり、2人替えて新生チームです。ゼロからのスタートで連覇を目指したいです」。気持ちもメンバーも新たに、EX風林火山はジンクスも因縁も吹き飛ばすような、リーグ史上初の連覇に向けて邁進する。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

Mリーグ2021 ドラフト会議
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Mリーグ 配信情報まとめ
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