【米大リーグ】レンジャーズ1-2エンゼルス(8月4日・日本時間5日 アーリントン/グローブライフ・フィールド)
エンゼルスの大谷翔平投手が6勝目を挙げた敵地でのレンジャーズ戦で、バッテリーを組んだカート・スズキが8回に相手の盗塁を阻止する好送球を披露。見事な三振“ゲッツー”で大谷の6勝目の権利を死守し、「スーパープレーきたあああ」「やっぱスズキなんだよなぁ」とファンを沸かせた。
6回1失点の好投で勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた大谷。その頑張りに報いたいエンゼルスのリリーフ陣は、2番手を託されたルーキーのウォーレンが7回を抑え、経験豊富なセットアッパーのシーシェクが3番手として8回のマウンドに上がった。
2対1でリードはわずかに1点という緊迫した状況で、レンジャーズの1番・カイナーファレファにヒットを許したシーシェク。1死一塁と同点のランナーを置き、迎えたロウとの勝負はフルカウントにもつれ込む。7球目、シーシェクが投じた渾身の速球にロウは空振り三振。この間に今季16盗塁を記録している俊足のカイナーファレファが二塁を狙うも、キャッチャーのスズキが完璧なストライク送球を披露して三振ゲッツーを成立させた。
チームと大谷の勝利を力強く手繰り寄せるスズキの好送球に、試合を見守っていたファンは「うおおおおお」「信じてたよスズキ」「スーパープレーきたあああ」「やっぱスズキなんだよなぁ」「全米が泣いた」「今日一番の感動シーン」と大興奮。このところ打撃のいいスタッシにスタメンを奪われつつあるベテランのスズキだが、大谷の登板日にはバッテリーを組むことも多く、ここ一番のファインプレーで頼れる相棒としての存在感をアピールした。
ウォーレン、シーシェク、そしてスズキが死守した1点のリードをクローザーのライセル・イグレシアスもしっかりと守り抜き、エンゼルスは2連勝で勝率5割に復帰。先発の大谷もメジャーでの自己最多となる6勝目を挙げ、まさにチーム一丸となって手にした貴重な1勝となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)