【米大リーグ】ドジャース-エンゼルス(8月8日・日本時間9日 ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム)
エンゼルスのジョー・マドン監督が人目もはばからずがっかりする様子にファンから「泣かないでマドン監督」と励ましの声が寄せられた。
ここまで貯金「1」。敵地での3連戦、3戦目のマウンドにマドン監督が送り込んだのは、期待の新人である左腕のデトマーズ。しかし、制球が定まらないデトマーズは初回に2失点、続く2回にも3点を失うなど苦しい立ち上がり。2回終了時点で4つの三振を奪うも、被安打6、2四球と厳しい内容だ。
そんな指揮官の心情を象徴するシーンが現地映像に映し出された。それは2回裏ドジャースの攻撃。先頭の9番・投手ビューラーを二ゴロで打ち取ったデトマーズだったが、続く1番・ターナーを四球で歩かせる。2番・マンシーはセンターを守るマーシュの好捕で中フライに打ち取ったものの、3番・ポラックの当たりはセカンド・フレッチャーのグラブをはじきセンター前へ。
2死ランナー二塁で打席に迎えたのは、代打で登場したプホルス。この3連戦5打数1安打のプホルスに対して、デトマーズはボールが先行。すると0-3から投じた4球目、94マイル(約151キロ)の甘い球を見逃さなかったプホルスが、レフトスタンド中段にキャリア676号となる今季14号の2ランを豪快にたたき込んだ。
今年5月にエンゼルスを戦力外となったプホルス。偉大なレジェンドは豪快な一発を放った後、ベンチで満面の笑み。対する期待の左腕が打ち込まれたマドン監督は、ベンチでがっかり肩を落とした。そんな対照的な両者の姿、さらに今季投手陣がピリッとしない場面が目立つマドン監督の心情を察したABEMAのファンからは「泣かないでマドン監督」と励ましの声が、一方、代打で登場し、即結果で示したプホルスに対しては「やはりレジェンド」「レジェンドがすぎるw」など称賛の声が寄せられていた。試合は6回を終え、6-1とドジャースが5点をリードしている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)