政府が3%の賃上げを求めている今年の春闘(春季労使交渉)は、14日、大手企業の集中回答日を迎えた。人材確保のためにも企業側が組合側に歩み寄る形となり、トヨタをはじめ、昨年を上回る回答が相次いだ。
 この労使交渉がうまくいかないとき、集団的に仕事を放棄する「ストライキ」が起こる。しかし、近年はストライキが減り続けている傾向にあり、16年間で約5分の1に減少。ストライキが減った理由として、企業側と労働組合側の労使交渉がうまくいっていること、ストライキを受け入れる世間の風潮がなくなっていることなどが挙げられる。