藤井聡太王位・棋聖（19）が8月9日、叡王戦五番勝負第3局（愛知県名古屋市・か茂免）で、豊島将之叡王（竜王、31）と午前9時から対局開始した。ここまでシリーズ成績は1勝1敗の五分で、勝者はタイトルに王手をかける。藤井王位・棋聖は史上最年少での三冠に、あと1つと迫れるか。
【中継】叡王戦 五番勝負 第三局 豊島将之叡王 対 藤井聡太王位・棋聖
今回のシリーズは第1局で藤井王位・棋聖が快勝、第2局も終盤まで藤井王位・棋聖がリードしていたが、最終盤に豊島叡王が逆転。通算の対戦成績では藤井王位・棋聖が4勝8敗と負け越しているが、直近5局では3勝2敗とほぼ互角だ。並行して行われているお～いお茶杯王位戦七番勝負で戦っていることもあり、対戦が集中している両者。本局の勝敗は、叡王だけでなく王位のタイトルにも影響を与える可能性が高い。
この2人の対戦では、序盤から積極的な戦いを仕掛けてくる豊島叡王に対し、藤井王位・棋聖は中盤まで食らいつき、得意の終盤で勝負をかけるという展開が増えている。どこを切り取っても超ハイレベルのやりとりになるだけに、勝敗の分かれ目がどこに訪れるかわからない。
持ち時間は各4時間で、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、視点を変えられるマルチアングル放送も同時に実施中だ。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
