【米大リーグ】エンゼルス-ブルージェイズ(8月10日・日本時間11日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平が「1番・DH」で先発出場したダブルヘッダーの第2試合で、ブルージェイズのゲレロJr.がファウルフライを背走キャッチするファインプレーを披露した。第1試合で記録したタイムリーエラーを払拭する好捕に、大谷とMVPを争うスター選手も嬉しそうにニッコリ。「ゲレーロ可愛いw」「いいやつ感満載」とファンを魅了した。
試合前の時点でのリーグ成績は37本塁打(1位)・82打点(3位)の大谷に対し、ゲレロJr.は35本塁打(2位)・88打点(1位)。投打の二刀流で結果を残している大谷との単純比較はできないものの、ゲレロJr.は打率でも4位と三冠王の可能性があるだけに、ア・リーグの打撃タイトルはもちろんMVP争いでもメディアが揃って本命視するライバル同士だ。そんな2人の直接対決が注目を集めたこの日のダブルヘッダーだったが、第1試合で大谷は3打数無安打1盗塁。一方のゲレロJr.も3三振を含む4打席凡退、さらに5回にはエンゼルスに決勝点を与える2点タイムリーエラーを記録するなど散々な結果になってしまった。
名誉挽回を誓う第2試合、ゲレロJr.は第1打席からタイムリーヒットを放って88打点と大谷との差を広げる。さらに2点リードで迎えた5回には、エンゼルスの2番・フレッチャーのファールフライを必死の背走で追いかけ、最後は落下地点でくるりと回転し見事にキャッチ。第1試合での落球を意識していたのか、チームメイトに声をかけられるとホッとしたような笑顔を浮かべ、上機嫌でスタンドにボールを投げ込んだ。
オールスターでもMVPを獲得するなど、すでにスター選手として圧倒的な存在感を放つゲレロJr.ながら、どこかあどけなさを残した22歳の若者らしい表情に、実況の熊谷龍一アナは「いいですね。素晴らしい笑顔」とホッコリ。ファンからも「ゲレーロ可愛いw」「いいやつ感満載」「かわいいな、おい」「今度はとれたな笑」「さっき落としたからなw」「ゲレーロはかわいいのよ」といったコメントが続出した。
その一方で、5回の第3打席で空振り三振に倒れた直後には、怒りのあまりバットを叩きつけて破壊してしまったゲレロJr.。喜怒哀楽を全力で表現する若きスター選手の一挙手一投足に、今後も多くのファンの視線が注がれそうだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)