将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が8月11日に行われ、佐藤紳哉七段(43)が近藤正和七段(50)に177手で勝利した。佐藤七段は午後7時から高見泰地七段(28)と対戦する。
角交換から近藤七段が四間飛車と、対抗形になった一局は中盤から終盤にかけて、形勢が両者の間を行ったり来たりする激しい展開に。お互い持ち時間を使い切り1分将棋になると、最終盤で近藤玉を端に追い詰めた佐藤七段が抜け出し勝勢に。長手数に及ぶ熱戦に、なんとか決着をつけた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。49人が参加する七段戦はA、Bの2ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在は、現タイトル保持者である豊島将之叡王(竜王、31)と藤井聡太王位・棋聖(19)による五番勝負が開催中だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)