高見泰地七段、佐藤紳哉七段と最終盤での大混戦制す 両者間で勝率99%が行き来/将棋・叡王戦 将棋 2021/08/11 22:31 拡大する 将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が8月11日に行われ、高見泰地七段(28)が佐藤紳哉七段(43)に114手で勝利した。【中継】叡王戦 佐藤紳哉七段-高見泰地七段 佐藤七段の先手番で矢倉から始まった一局は、中盤を過ぎたあたりから両者の間で形勢が揺れ動く展開に。それでも終盤の攻め合いから高見七段が抜け出し、一時ははっきりと勝勢になったと見られた。ところがここから1分将棋の怖さが存分に見られることになった。ABEMAの「SHOGI AI」で高見七段が指した手により、高見七段の勝率96%から一転、佐藤七段に勝率99%、41手という長手数の即詰みが生じたと表示された。ただ、実戦の1分将棋でこの詰み筋を発見することも難しく、その後に今度は高見七段の勝率が99%と表示されるジェットコースターのような展開に。高見七段も2度目の勝機は逃さず、今度はきっちりと勝ち切った。 続きを読む