将棋の藤井聡太王位・棋聖（19）が8月12日、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局で、永瀬拓矢王座（28）と午前10時から対局を開始した。両者にとって初の竜王挑戦をかけた番勝負で、普段から練習将棋を重ねる間柄。過去の対戦成績では藤井王位・棋聖が4勝1敗とリードしているが、激戦必至の番勝負となりそうだ。
【中継】竜王戦 挑戦者決定三番勝負第一局 藤井聡太王位・棋聖 対 永瀬拓矢王座
藤井王位・棋聖は現在、お～いお茶杯王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負で、豊島将之竜王（叡王、31）とダブルタイトル戦の真っ最中。「十二番勝負」とも呼ばれる中、この竜王戦でも挑戦権を獲得できれば、「十九番勝負」になるとファン、関係者から注目を集めている。棋聖は防衛を果たしており、王位、叡王、竜王と全て獲得できれば、自己最多かつ史上初の「10代四冠」まで達成できる。
永瀬王座は、将棋に対するストイックな姿勢から「軍曹」「中尉」などとも呼ばれ、持将棋や千日手になってでも「負けない将棋」を目指す棋風で知られるタイトルホルダー。昨期の叡王戦では七番勝負ながら持将棋2局、千日手1局で、第9局（都合10局）まで戦い続けたことでも有名だ。また、藤井王位・棋聖がプロデビューして間もないころからの研究仲間でもある。
両者の対戦は過去5回で、藤井王位・棋聖の4勝、永瀬王座の1勝だが、初対戦がヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメントの決勝、2局目が王位戦・挑戦者決定戦と、いずれも挑戦権をかけた戦い。今回が3度目の挑戦権争いとなる。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局は先手・後手が入れ替わり、第3局まで進んだ場合は再度振り駒で決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
