将棋の藤井聡太王位・棋聖(19)が8月12日、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局で、永瀬拓矢王座(28)と対局中だ。永瀬王座が三間飛車を用い、藤井王位・棋聖の居飛車との対抗形で始まった対局は、午後6時からの夕食休憩までに54手目まで進行。形勢は互角で、持ち時間もほぼ同じペースで消費している。局面はまだじりじりとした中盤で、夜戦からが本格的な勝負だ。
【中継】竜王戦 挑戦者決定三番勝負第一局 藤井聡太王位・棋聖 対 永瀬拓矢王座
両者の対戦は過去に5局あり、藤井王位・棋聖が4勝1敗でリード。うち2勝は棋聖、王位へのタイトル挑戦権をかけたもので、どちらも後のタイトル獲得につながっている。この竜王戦でも挑戦権を得れば、豊島将之竜王(叡王、31)と争っている王位、叡王のタイトルに加えた「トリプルタイトル戦」となり、年内に史上初の「10代四冠」達成の可能性が生まれる。
2021年度の成績は藤井王位・棋聖が19勝4敗、勝率.8260。棋聖、王位、叡王とタイトル戦が続く中でも8割を超える高勝率を維持している。永瀬王座も10勝4敗、勝率.7142をマーク。4月下旬から5月上旬にかけて3連敗という時期もあったが、直近7局では6勝1敗と好調だ。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局は先手・後手が入れ替わり、第3局まで進んだ場合は再度振り駒で決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太王位・棋聖 ハッシュドビーフ・半熟卵 永瀬拓矢王座 肉豆腐キムチ弁当・納豆オムレツ
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位・棋聖 1時間33分(消費3時間27分) 永瀬拓矢王座 1時間39分(消費3時間21分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)