将棋の藤井聡太王位・棋聖（19）が8月12日、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局で、永瀬拓矢王座（28）と現在対局中だ。午前10時から開始した一局は昼食、夕食それぞれ40分の休憩を挟み、午後8時で開始から10時間を経過したが、両者とも持ち時間をフル活用するように、じっくりとした中盤が継続中。竜王挑戦に向けて譲れない開幕局は、深夜に決着を迎えそうだ。
【中継】竜王戦 挑戦者決定三番勝負第一局 藤井聡太王位・棋聖 対 永瀬拓矢王座
永瀬王座が11年ぶりにもなる先手番での三間飛車という意表を突く出だしになったが、元振り飛車党らしく淀みない指し回しを序盤から披露。対する藤井王位・棋聖も、対抗形の将棋に的確に対応。両者譲らず、慎重な序盤で進んだ。中盤に入ったところでも、お互い穴熊でがっちりと囲い合ったこともあり、大きく形勢が動く場面もなく、じりじりとした展開に。夜戦に突入した後も、まだまだ激しい攻め合いには突入していない。
永瀬王座は昨期の叡王戦七番勝負で持将棋2局、千日手1局とするなど、長時間対局も全く苦にしないタイプ。練習将棋も数多くこなす両者だけに、お互いの手の内を知り尽くす中、あっさり終わるとは思えない展開が続いている。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局は先手・後手が入れ替わり、第3局まで進んだ場合は再度振り駒で決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
