フィッシャー王子・佐々木勇気七段、稲葉陽八段の隙を逃さず鮮やか逆転勝利/将棋・ABEMAトーナメント 将棋 2021/08/14 19:12 拡大する プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第2試合、チーム木村とチーム稲葉の対戦が8月14日に生放送され、チーム木村・佐々木勇気七段(27)がチーム稲葉のリーダー、稲葉陽八段(33)に124手で勝利した。【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム木村VSチーム稲葉 相掛かりの出だしから始まった一局は、先手の稲葉八段がうまく序盤から指し回し、有利、さらには優勢としていたが、超早指しのフィッシャールールで輝く佐々木七段は、耐えながらも虎視眈々と逆転の機会に狙いを定めていた。すると中盤に稲葉八段の受けに緩手と思われる一手が見られたところをしっかりと咎め、そこから形勢逆転。さらに終盤には、一気呵成の攻めでリードを拡大し、稲葉八段に粘る暇さえ与えなかった。対局後には「このルールは最後ひらめくかどうかが大きい。結構手が震えていて、しびれましたね」とトップバッターを任された緊張感を口にしていたが、チームメイトの元に戻ると弾ける笑顔も見せていた。 続きを読む