プロ4年目・池永天志五段、飛躍の夏 タイトル7期・久保利明九段に捌き勝ち/将棋・ABEMAトーナメント
【映像】ABEMAでみる

 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第2試合、チーム木村とチーム稲葉の対戦が8月14日に生放送され、第2局でチーム木村・池永天志五段(28)が、チーム稲葉・久保利明九段(45)に139手で勝利、チームを2連勝に導いた。

【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム木村VSチーム稲葉

 振り飛車党の第一人者である久保九段の四間飛車に対して、先手番から居飛車で対抗形とした池永五段は、序盤・中盤と互角の展開で進んでいったものの、難しい局面の連続で全く慌てることなく、じりじりとリード。「捌きのアーティスト」の異名を持つ久保九段の動きを封じ、むしろ池永五段がうまく捌くような将棋に終始し、快勝を収めた。対局後には「うまく指せたかなと思います。あまり経験のない将棋にはなったんですが、勉強はしたことがあったので、そのことを思い出しながらやりました」と振り返り、日々の研究が活きたともコメントした。

 池永五段は、プロ4年目の成長株。若手棋戦で2度優勝の経験があり、2021年度の成績も15勝5敗、勝率.750と絶好調だ。この一局が、自身の生放送初対局だったが、堂々たる戦いぶりは今後の飛躍も予感されるものだった。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム木村VSチーム稲葉
お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム木村VSチーム稲葉
チーム木村の会議室
チーム木村の会議室
藤井聡太全局集
藤井聡太全局集
令和5年度版・下 防衛ロード編
Amazon
藤井聡太がやさしく教える
藤井聡太がやさしく教える
将棋の手筋
Amazon
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始
日本将棋連盟公認デジタルカードコレクション サービス開始