【米大リーグ】エンゼルス-アストロズ(8月14日・日本時間15日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。1回の第1打席に3試合ぶりとなる弾丸ライナーの39号ソロをライトスタンドにたたき込んだ。打球速度が約173キロという弾道に実況が思わず「あっという間にスタンドにボールが…」と驚きの声を上げる一方、ファンが注目するあるシーンがあった。それは悠々とダイヤモンドを一周してホームに戻ってきた大谷を出迎えたボールボーイの行動だ。
アストロズ先発右腕のガルシアが投じた3球目、甘く入った85マイル(約136キロ)の変化球を捉えた打球は、打った瞬間にそれとわかる一撃でスタンドに突き刺さった。スタジアムが歓声で騒然となる中、悠々とダイヤモンドを一周してホームを踏んだ大谷は“ポン”と一つ手を叩くと、チームメイトが待つ三塁ベンチ方向に視線を向け、さらにポン、ポンと会心の一発の手応えを噛みしめるように二度ほど手を叩いた。
いつもなら満面の笑みで真っ先に大谷を出迎えるのは同僚であるホセ・イグレシアスの役目だが、大谷の目の前にスッと絶妙なタイミングで現れたのは、大谷のバットを拾ってベンチに戻る途中のボールボーイだった。
大谷の目の前で立ち止まったボールボーイが右手を上げてハイタッチを求めると、大谷も笑顔でハイタッチ。その光景に試合を中継したABEMAのファンから「イギーの座を奪ったw」「ボールボーイではなく、ラッキーボーイ」「優しいオオタニサン」などの反響が相次いで寄せられた。
その後、2番打者のフレッチャー、続くウォルシュと続けてタッチをかわした大谷をベンチ前で待っていたのは、やはりイグレシアス。いつもより控えめにひとつ手を合わせたイグレシアスは、すぐに大きな声を上げ、両手を空に突き上げて大谷の39号を祝福した。その様子を見たファンからは「安定のイグ」「そこはイグレシアス」「イグ谷さん」など喜びの声が多数上がっていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)