将棋の藤井聡太王位(棋聖、19)が8月19日、お~いお茶杯王位戦七番勝負第4局で、豊島将之竜王(叡王、31)と現在対局中だ。相掛かりで始まった一局は手数の進んだ中盤でも、長く形勢互角だったが、少しずつ藤井王位に傾き始め、午後5時の時点では有利と見られ始めているものの、棋士からは「まだ手が広いので難しい」という評価も出ている。
【中継】お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第四局2日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王
藤井王位の2勝、豊島竜王の1勝で迎えた第3局だが、豊島竜王が相掛かりを選択し、序盤から研究の手順に。これに藤井王位も対応すると、1日目は57手目まで進んだものの、序盤から中盤といったところで封じ手を迎えた。
明けて2日目に入っても、じりじりとした主導権争いが続いたが、先に攻めの手番を持ったのは藤井王位。玉も中住まいのまま戦いを仕掛けると、うまくバランスを保ちながら徐々にポイントを獲得。ただ、ABEMAで解説をしている阿久津主税八段(39)によれば「まだ手も広いので難しい。勝敗が決定的な差ではない。余裕を持って終盤に時間が残っていることはない」と、ここからいくつも難所を迎えるという。
持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。また視点を変えられるマルチアングル放送も同時に実施中だ。
【午後5時時点の残り持ち時間】
藤井聡太王位 1時間9分(消費6時間51分) 豊島将之竜王 50分(消費7時間10分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)