【米大リーグ】タイガース-エンゼルス(8月19日・日本時間20日 デトロイト/コメリカ・パーク)
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場した試合で、長くたくわえたヒゲがトレードマークのマーシュ外野手が、フェンス際への大飛球を放ったものの、またに“幻の一発”となった。
マーシュは2回1死一塁から、真ん中高めに入ってきた初球を強振。打球は鋭く伸び、タイガースのライト・レイエスの頭上を越えて、フェンス上部付近を直撃した。ただ球場のルールでは、フェンスの最上部に引かれた黄色い線を越えれば、スタンドに入らなくてもホームランになる。現地の中継でもリプレイ映像が繰り返し流されたが、明らかに線の上を直撃しており、チャレンジでもすればキャリア初のホームランとなりそうなものだったが、マドン監督はチャレンジを行使せず、そのままスリーベースとなった。
実はマーシュ、つい最近にもホームラン未遂を経験している。2日前のタイガース戦の7回、右中間に大きな当たりを放ったが、これもまたフェンスぎりぎり。さらにこの打球をフェンスから身を乗り出したファンが手に当て、グラウンド内に戻してしまうというハプニングが起きた。手を出さなければ黄色のラインを越えたかどうかという微妙なところではあったものの、ファンからはその行為がなければメジャー初本塁打だったという声も多く寄せられていた。なお、このプレーは協議の上、ツーベースとなった。
わずか3試合のうちに2本目となる“幻の一発”に、ファンからは多数の同情の声が。「マーシュ気の毒すぎる」「マーシュ今シーズン実質2号」「2本損してるやん」「かわいそすぎる」と、既に2本は打っていたという意見が多く見られていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)