大谷翔平“足速すぎ警報”少しのミスも許されないゴロに野手が大慌てエラー 解説者「慌てるとこうなる」ファン「翔平の圧力」
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【米大リーグ】インディアンス-エンゼルス(8月20日・日本時間21日 クリーブランド/プログレッシブ・フィールド)

【動画】大谷の俊足に慌てる野手

 エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し4打数1安打で4試合連続安打を記録した。期待された41号本塁打は飛び出さなかったものの、この日の「通好み」の見せ場はその俊足。第1打席のセカンドゴロ、第4打席のファーストゴロ(エラー)が、いかに相手野手にプレッシャーを与えているかを証明するようなシーンとなった。

 投手としてはチームトップの8勝としてサイ・ヤング賞候補とも言われ、打者としては両リーグトップの40本塁打、打点でもトップまで2打点差の4位と大活躍中だが、「走攻守」の中で、「走」でもトップクラスの実力を発揮している。前日までにチームトップの18盗塁を記録、内野安打も14本と、不調がないという走力はマドン監督も大きく信頼を寄せるポイントだ。

 この「第3の武器」の恐ろしさは、相手の野手にも大きなプレッシャーを与えている。第1打席のセカンドゴロは勢いのない平凡なものだったが、「大谷シフト」でやや深めに守っていたインディアンスのセカンド・ヒメネスが一瞬、ボールを握りかえすことに。時間にして0.1秒もあるかというものだったが、一塁到達タイムでもメジャー屈指のスピードを誇る大谷は、一塁に向かって全力疾走。わずかに届かずアウトになったが、あと少しで内野安打というクロスプレーになり、中継していたABEMAのファンからも「はえー」「足速すぎ」という、おなじみのコメントが多数見られた。

 さらにこのプレッシャーをまともに受けたのが、ファーストを守っていた張育成だ。8回2死から大谷は初球を強振。打球は大きめのバウンドで、一塁ベース後方深くに守っていた張のほぼ正面に飛んだ。足の遅い選手なら、じっくり待って捕球しても悠々アウトというシーンだが、走ってくるのは快足・大谷。ショートバウンドでの捕球からそのまま一塁に奪取しようとダッシュした張だったが、うまくグラブに収めることができず、こぼれたボールをすぐに送球しようとしたが、手につかずにそのままエラーとなってしまった。

 このプレーを解説したAKI猪瀬氏は「やっぱり大谷にスピードがあるんで、ちょっとでもミスはできないと慌ててこうなる」と、張の心境を説明。さらにファンからも「焦っちゃったなー」「圧があるんかな」「慌てちゃうんだろうな」「翔平の圧力」といったコメントとともに「大谷は野球選手に必要なものを全部持ってる」と称える声もあった。

 ライト方向へとボールが飛ぶために敷かれた大谷シフトだが、内野安打を防ごうと前に出ては、時に180キロを超す打球速度を誇る大谷の打球を止めることなどできない。相手野手にとっては実に厄介な選手であることが、この日もまた証明された。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

迫りくる俊足・大谷翔平
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大谷翔平 注目の第3打席は四球と思いきや…
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