「目の見えないやつがどうやって授業やるの?ってご心配だったらば、いつでも授業参観していただければと思います」。両目の視力を失っても教壇に立ち続ける国語教師がいる。見えなくてもできる。いや、見えないからこそ、教えられることがある。入学時から共に歩んできた71人の生徒たちは今年、中学3年生になった。
「子供たちに何を残せるか何が出来るか、コロナ禍で模索しております」。時に悩み、時に迷う。それでも「光」を灯し続ける、先生と生徒の2年間を追った。(テレビ朝日制作 テレメンタリー『全盲先生と142の瞳』より)