大谷翔平の“ほぼ無回転”スプリットが急速落下 ファンも「伝家の宝刀」「これは打てない」と驚きの落差
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【米大リーグ】オリオールズ10-6エンゼルス(8月25日・日本時間26日 ボルティモア/オリオール・パーク)

【動画】ほぼ無回転のスプリット

 エンゼルスの大谷翔平投手が敵地で行われたオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。打者として4打数無安打、投手としては5回4失点、被安打5、7奪三振と勝ち投手の権利を得てマウンドを降りるも、リリーフが逆転され今季9勝目はならなかった。やや苦しい投球となった大谷だが、5回には落差の大きい“ほぼ無回転”のスプリットでホームランを打たれた相手から三振を奪う場面もあり、ファンから「素晴らしいキレ」「エグい球や」といった反響が寄せられた。

 19連敗中と泥沼のオリオールズを相手に今季9勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」にリーチをかけたい大谷。しかし立ち上がりに2本のソロホームランを浴びて先制を許すと、エンゼルスが勝ち越した直後の4回にも2ランホームランを被弾し計4失点。6対4と2点リードで迎えた5回は、勝ち投手の権利を得るためには絶対に失点できない中での投球となった。

 1死走者なしで迎えた1番・ムリンスは、初回に先頭打者ホームランを浴び、第2打席にもヒットを許した嫌な相手。そんな強打者に対して、大谷は前回登板時に三振の山を築いたスプリットを決め球に選ぶ。カウント2-2から投じた88マイル(約141.6キロ)のボールは、ストレートと同様の軌道から鋭く落ちて空振りの三振。ABEMAの中継で実況を務めた上野智広アナも「非常にいい落ちをしています」とその変化量に舌を巻いた。

 リプレー映像で確認すると、ボールの縫い目がしっかり見えるほど回転量の少ないスプリットは、ナックルボールのようにやや揺れながら打者の手元で急速に落下。大谷の高い奪三振率を象徴する強烈な一球を目にしたファンは、「伝家の宝刀」「これは打てない」「魔球スプリット」「落ちすぎだろw」「素晴らしいキレ」「エグい球や」とあらためて驚きの声を上げた。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

大谷翔平 最後はスプリットで決める
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エンゼルス vs オリオールズ 2021.8.26
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