【米大リーグ】オリオールズ13-1エンゼルス(8月26日・日本時間27日 ボルティモア/オリオール・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手がオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。1回の第1打席に両リーグトップを独走する41号ソロを放った。2位ゲレロJr.に5本差をつけ、本塁打王争いでさらにリードする一発となったが、投打二刀流でなければ達成できない珍事も生み、ファンに新たな驚きを与えていた。
前日25日(同26日)には投手として先発し5回4失点で勝ち負けつかず。勝てば1918年にベーブ・ルースが記録して以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」にリーチがかかるところだったが、勝ち投手の権利を手にして降板したものの、リリーフ陣が乱調で逆転を許し、大谷の白星はフイになっていた。自身も1回にオリオールズの1番・ムリンスに初球をライト超えに運ばれる先頭打者弾を浴びるなど、キャリア初の1試合3被弾。本人としても納得のいかない登板となっていた。
ただ、そんな鬱憤をバットで晴らせるのが二刀流・大谷の魅力。前夜の試合から半日後の試合でも、先頭打者として集中力を持って打席に入ると、カウント0-1から来た2球目、真ん中に入ってきた変化球を強振すると、打球角度45度という大きな弧を描いてスタンドインする41号。投手として打たれた先頭打者弾と、次の試合で自ら打ち返すという離れ業を披露した。
これには中継していたABEMAの視聴者からも「昨日のお返し」「昨日の鬱憤晴れたわ~」「いきなりいった」と興奮したコメントが殺到。登板翌日には打撃好調とも言われる大谷だが、本人もファンもこの一撃で、いろいろなストレスからも解放されたかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)