なぜ夏休み明け9月1日に子どもの自殺が増える?身近な友人や大人ができる「15秒の気配りと3分の雑談」とは ABEMAヒルズ 2021/08/28 09:00 拡大する 過去の統計から、例年9月1日は、1年の中で子どもの自殺が最も多い日とされている。コロナ禍の2020年は自殺した小中高生が過去最多の479人にものぼっている中で、子どもの自殺をどのように考え、どう予防すればいいのか。臨床心理士で明星大学心理学部准教授の藤井靖氏は、次のように分析する。【映像】夏休み延長「何もしない」のは最悪のシナリオ 「最近は、必ずしも9月1日から2学期が始まるわけじゃないので、8月下旬から9月上旬にかけての時期というのは、特に要注意。学校がつらい子、なかなか行きづらい子というのは、夏休みで学校に行かない時間ができて、その中で自分を客観視したり先のことを考えてしまう心境になる。そうすると、今年度はまだ半分以上残っていて、クラス替えとか自分にとっての環境が変わることは、本人の実感として遥か先のこと。先行きが長いことに対してポジティブなイメージを持てなかったりすると、『もう耐えられない。逃げたい。消えたい』となってしまうこともある。子どもの自殺を防ぐために僕らができることを考えないといけない。 続きを読む 関連記事